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いよいよ仕上げです!
2015-10-16
前回からの更新が遅くなりました。神戸町のH様邸 耐震改修工事です。
現場監督の四井さんが、図面と現場のにらめっこをしながらここまできました。
棟梁の島本さんも、手仕事を引き継ぐ気持ちで心をこめて作業をしていました。
今回の計画で特に変わった事と言えば階段です。
階段の位置を思い切って変更したことにより開放的な階段スペースとなりました。
ここは、H様もプランニング段階からどんな空間になるのかが想像が付きにくく、楽しみでありながら、不安も抱えてみえたことだと思います。


ストリップ階段で廻り階段であることから壁が少ないため、より明るく開放的です。
そして、今まで和室だった6帖を洋室に変更する予定もありながら、やっぱり和室に戻した部屋。


飴色に変わっていった新築当時の素材の色と、真新しい白木がまたカッコイイんです!

こちらの部屋は、ほとんどが新しい素材となり、壁にはシラスが原料となる『薩摩中霧島壁』を使い、自然素材そのものに包まれる空間となります。
現在は左官屋さんが仕上げ工事をしていて、あと1週間でお引渡となります。
もうひと踏ん張りですね!
<耐震副番長>
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手仕事やつながりを大切に
2015-08-29
4月に『耐震補強』をしたいとのご相談を受けた神戸町のH様邸です。お話をうかがうと、以前工事をさせていただいた同じ神戸町のI様のご紹介があったと聞きました。
築年数は違いますが、昔から住み慣れた家を簡単には壊せません。
H様邸は築後50年。ご主人様がまだ子供のころ、叔父にあたる方が棟梁となり、その家づくりを見られてきました。
打合せの中でも「ここだけは残したい!」などのご要望を取り入れながら補強プランをご提案し、7月にお祓いをして着工しました。

今回の補強案は、評点を0.18から0.7へとします。
それと同時に1・2階のリフォームもします。
神戸町では、省エネ住宅ポイントとは別で、神戸町独自の色々な助成金制度を行なっています。


水平構面を固めるために、床材も全て張り替えます。


耐力壁を新たに設けて、基礎も増設しています。


壁を強くすれば、引き抜き力も強くなるため、柱の脚元と頭には金物補強をします。

階段が急で上り下りが大変だということで、階段位置も変更します。
現在はオープンになっていますが、ここからどう変化していくのか楽しみです。

天井裏には断熱材を充填します。
もちろん1階床下にも断熱材を入れて、全体的に断熱性能を高めます。
今日は大工さんが3人入って賑やかな現場でした。
まだまだ工事は始まったばかりですが、日に日に変化し強度を増していくところを見て頂いています。
ご紹介していただいたⅠ様には本当に感謝いたします。
Ⅰ様同様、H様にもご満足していただき、ご紹介していただいたことに誇りを持っていただきたいと思います。
<耐震副番長>
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自分たちにできること
2015-01-17
今日1月17日で、阪神淡路大震災が発生してから20年です。朝、テレビを見ていたら、5時46分の時報に合わせて黙祷がされていました。
その日に亡くなられた人数は6434人。そのうち77%の方が、家屋倒壊や、家具転倒での窒息や圧死だと言われています。
新聞やインターネットでも大きく取り上げられていますから、わざわざ書きこまなくともと思われるかもしれませんが、実際に被災していない私たちは、どこまで深く考えることができるのでしょうか?
各市町村で、木造住宅に係る住宅耐震補強工事費補助金制度があり、岐阜市では平成26年度の枠が1期分で余ったため、2期分に繰り越されたにも関わらず、2期では1件しか申込が無かったそうです。
もちろん、補助金だけで耐震補強ができるわけではありませんが、こういった節目に考えてみてはいかがでしょうか?
今日、岐阜市のT様邸の耐震補強工事のご契約をさせていただきました。
建物の評点は0.7までとなりますが、少なくとも以前よりは耐震性は上がります。
ただ、耐震性が上がったからといって、倒壊しないわけではありません。
耐震補強は、地震がきてもすぐに倒壊することなく、まず逃げる時間を作ることが目的なのです。
同じように、家具に対しても転倒防止措置をします。
まずは身近なところからでもよいので、自宅の家具などを点検してみてください。
そして、耐震診断をご希望の方は、本庄工業までお問い合わせください。
自分たちにできることは、こういったブログや本庄ニュースで、限られた方にしかお伝えできないのですが、訴え続けるしかないのです。
<耐震副番長>
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「和風住宅の耐震リフォーム 完成」
2014-10-11
初夏から大垣で工事をしてきました大きな和風住宅の耐震リフォームのO邸の本体部分が完成しました。



今までのLDKの場所を大きく変え、和室の続き間の横に移動。奥の和室も床だけ桧板を張り、ライブラリースペースとしました。
和室を含めると大空間のLDKと、そこに近い家族のスタディースペース。大空間をしっかり使えるようになりそうです。

大黒柱にささっていた鴨居の跡も残っています。


和室南の広縁には物干しとして、洗面所の奥にはスペースを無駄なく生かして、たくさんの収納棚を作りました。
O邸はまだまだたくさん工夫があります!
(さすらいのウォッチャー)
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